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書籍紹介
評論
現代(いま)に生きるサマセット・モーム
著者 | 清水 明 著 |
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モームの主要作を取り上げて,その主要人物像やモームの芸術観,人生観を考察することにより作家モームの特質を考えて,読者にモームの新たな読み方も喚起させる。
判型・頁数 | A5判上製・256頁 |
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定価 | 本体2,800円+税 |
ISBN | 978-4-7553-0416-3 |
出版年月 | 2020年3月 |
[目次]
第1章
デビュー作『ランベスのライザ』をめぐって
第2章
『人間の絆』の真実をめぐって
世紀末の文化的混沌に翻弄されるフィリップ・ケアリを映画表現の視点から考察する
第3章
『月と六ペンス』
楽園に魅せられた芸術家像の皮肉
第4章
モームの短篇小説にみる生と死と
「ハリントン氏の洗濯物」と「サナトリウム」を中心に
第5章
『お菓子とビール』
一流のファッション誌に掲載された作品のアイロニー
第6章
モームの作品に見る卑俗な人間たちの反俗性
ニコルズ船長と物知り君の場合
第7章
サマセット・モームの『劇場』のヒロインをめぐって
小説で描かれた舞台と女優人生の妙
第8章
映画版『クリスマスの休暇』について
原作の映画的注釈の意味
第9章
兵士に愛された小説
『剃刀の刃』における読者の受容について
第10章
モームの「変わり種」における異質なる者の姿
第11章
サマセット・モームの日本における受容について