Books一般書・研究書
書籍紹介
イギリス文学・イギリス文化
ヴィクトリア朝小説と犯罪
著者 | 西條 雄・要田 圭治・朝日 千尺・大嶋 浩・田中 孝信・河村 民部 |
---|
リージェンシーからそれに続くヴィクトリア朝時代をほぼ10年単位で区切り、当時の社会的、文化的事象を綿密の考察し、『犯罪』が文学作品にどのように投影され、昇華されているかを中心に論じた、ヴィクトリア朝文学研究の新しい視点と可能性を示す一冊。
判型・頁数 | A5判上製・400頁 |
---|---|
定価 | 本体3,800円+税 |
ISBN | 4-7553-0219-6 |
出版年月 | 2002年5月 |
第1章 リージェンシーの風土——犯罪ものの人気と背景——殺人事件とブロードシーツ、演劇、チャップブックを通してーー(西條隆雄)
第2章 1830年代の小説——新しい警察、そして群衆の誕生——(要田圭治)
第3章 殺人と売春——エリザベス・ギャスケル『メアリ・バートン』——(朝日千尺)
第4章 嬰児殺し——ジョージ・エリオット『アダム・ビード』——(大嶋 浩)
第5章 淑女の殺人——レディー・デッドロックからレディー・オードリーへーー(田中孝信)
第6章 誰がジュードを殺したのかーートマス・ハーディ『日陰者ジュード』(河村民部)