Books一般書・研究書
書籍紹介
詩歌
キーツ: 断片の美学
著者 | 西山 清 著 |
---|
キーツの世界に親しむこと50年を超える著者の,キーツ研究の歴史にまた違った光を当てるであろう,主に海外の学会で発表した論稿を基に編んだ著作。序章 変貌する都市と郊外/第1章 啓蒙時代と造形美術/第2章 美との交錯/第3章 断片の美学 /第4章 断片の美学の彼方へ。
判型・頁数 | A5上製・236頁 |
---|---|
定価 | 本体2,800円+税 |
ISBN | 978-4-7553-0429-3 |
出版年月 | 2022年5月 |
目次
はじめに
シティーとウェストエンド
京に鄙あり
キーツのロンドンと郊外の変貌
キーツとハントのハムステッド
第1章 啓蒙時代と造形美術
時代の文化的趨勢
コウルリッジの審美性と想像力
啓蒙時代の詩文と造形美術
ヴィーナス像の魅力
第2章 美との交錯
人生という旅
国内旅行ブーム
湖水地方の詩学
風景美との交錯
もう千日の命
第3章 断片の美学
断片と境界
啓蒙思想と断片性
秘すれば花
断片たる存在の描出
第4章 断片の美学の彼方へ
ふたつの断片詩
夢と自己客体化
広大無辺なる伽藍
煉獄の岩山
夢想家、博愛家、そして詩人
蒼白の顔容
注 / 主要参考文献 / あとがき / 索引